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大阪派遣会社の社長の憩い

貧乏暇なし。大阪の派遣会社を経営しながら悪戦苦闘の毎日を過ごす中、のんびりとした日々のくだらない個人的な趣味ブログ。時々、おすすめのビジネス書やスキルアップに関することも。まぁ、ほとんどは漫画とゲームと趣味になるかと 笑

喧嘩(すてごろ) 黒川博行

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喧嘩(すてごろ) 黒川博行

直木賞受賞作家の黒川博行さんの
喧嘩(すてごろ)」が発売されました。

建設コンサルタント二宮企画の所長二宮と、
ヤクザを破門となった桑原のコンビが活躍する
ハードボイルド小説です。


ずいぶん昔に「国境」という作品を読み、
これは面白い!
ということで、シリーズ全部をあさり読みしました。


疫病神国境暗礁螻蛄破門。

そして今回の喧嘩(すてごろ)が、
疫病神シリーズと呼ばれているものになります。


疫病神は二宮と桑原の出会いがあり、
お互いが利用しようとしつつも事件に巻き込まれ、
それでもなお、お金に群がる人々を出し抜きながら
最後には・・・・

国境は題名の通り北朝鮮を舞台とした小説。
国内の建設会社の絡みで、またコンビを組んで飛び立つ二人。
死に直面する場面を何度も味わいながら
お金をもぎ取ろうとする二人の掛け合いが面白い。

暗礁は日本を舞台とするも、沖縄へ飛んだり。
警察組織と暴力団の利権のからんだ奈良東西急便を皮切りに、
二宮と桑原のこれまたスリリングな展開が面白い。

螻蛄は、宗教法人を主体として話が進む。
暴力団よりも腹黒く描かれていて、
桑原の筋の極道の筋とはまた違う
坊さんたちのいやらしさが面白い。

破門は直木賞を受賞した作品。
映画作成の詐欺まがいに騙された人々と、
そこに群がるお金の亡者たち。
二宮と桑原もそこにまぎれて・・・
題名の通り、最後には桑原が・・・。


そして今回の喧嘩(すてごろ)。

政治家秘書が暗躍する政治と金の世界。
そこにはもちろん暴力団も大きく絡み、
お互いがお互いのメンツでぐちゃぐちゃに絡みながら
二宮と桑原はどう立ち回っていくのか。

ワクワクしながら読みましたが、
途中まで止まることなく一気に読める作品でした。

書きたいことはいっぱいあるのですが、
内容に触れるとあれですから、ここまでに 笑


疫病神シリーズは本当に面白い。
一読することをお勧めします!


しかし、面白い本はやっぱり登場人物がいいですね。
そこにいるかのようなリアリティもあり、
本の中ではあるものの、書き手を離れて
どんどん自分で話を作っているような気がします。


漫画もそうですけど、主人公と登場人物たちが
まさにその中で自分たちで話を作り上げているような
そんな感覚になるものにつまらないものはないですね!


また、面白い本探してみます。


ちなみに、橘玲さんの本も面白いですよ~。
また、機会があれば!
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